便秘を解消すると全身が楽になる!by本田貴久子
相模原のかみみぞ徳永整骨院の本田です。
年末、仕事に忘年会と大変の忙しく過ごされていることと思います。
世の中では胃腸炎が大流行していますが、体調を崩してしまってから「自分はこんなに疲れていたのだ」と感じる方も多いでしょう。
今日は疲れている方の多くが抱えている便秘についてと解消法についてお伝えします。
便秘の原因
なぜ便秘になるかと言うと、当たり前のことですが、腸の動きが悪いからです。
ではなぜ腸の動きが悪くなるのでしょう?
まず考えられるのは、お腹周りの筋肉が硬くなっているということです。これは腹筋を筋トレで鍛えて硬くなっているというような硬さでなく、筋肉の使い方の癖などで部分的にしなやかさを失っているような状態もあります。
例えば、姿勢が猫背でいつもお腹部分が丸まっている人。このような方は筋トレで腹筋を鍛えていなくても、丸まっているお腹の中の方の筋肉が非常に硬くなっていることが多いです。
私たち施術者がお腹を優しく触ってあげて、「お腹、硬くなっているのですね」と本人が自覚されることはよくあります。
そのようなタイプの方で便秘に悩んでいる方、とても多いです。
その硬くなった筋肉に覆われている内側の臓器、今の場合腸は、血流も悪くなりやすく、機能が低下してしまいます。
ですので、腸の動きに悪さする原因の一つは腹部周辺の筋肉の硬さといえます。
便秘の原因で二つ目に考えらえるのが自律神経の乱れです。
腸をはじめ、内臓は自律神経が支配して動かしています。自律神経が乱れていると内臓の機能も低下してしまいます。実際に自律神経にとても関係のある肩回り、首周りの筋肉の緊張が強い人、症状としては肩こり、めまいなどが強く出ている人で便秘で悩んでいる人も多いです。
他に便秘の原因として考えられるのは、水不足や体の冷えです。大腸の中ではお水を吸収して便の状態が調整されるのですが、水不足だと、便が過剰に水を吸収してしましまい、カチカチ、コロコロの便になってしまします。
また冷えも腸の動きを悪くする要因の一つです。
腸の状態が全身に与える影響
よく腸は第二の脳と言われますが、脳と胃腸は連携して機能しています。
胃腸が脳に、消化管の状態を知らせる信号を抹消神経に伝えると、脳の視床下部は胃腸に向かって信号を送り返します。
お腹がすいた時に胃腸が「お腹すいたから何か食べたい」信号を送るとそれを認識した脳の視床下部が「何か食べて良いよ」という合図をホルモンで送ります。
これはとても分かりやすく言い換えたものですが、これを見ると腸と脳が連携して体が機能していることが分かると思います。逆に言うと、腸の状態が悪いと、それだけ脳にもストレスが掛かるということです。脳にストレスが掛かると、自律神経も乱れやすくなります。自律神経は内臓機能の働きを司っているので、自律神経が乱れると、体のあちこちに不調が出てきてしまいます。
このようにみると、便秘が全身の不調の原因にもなりかねません。
実際に、リウマチ、膠原病など原因が分からないと言われる症状で来院される方に極度な便秘で悩んでおられる方が多いです。ですが、便秘を解消できると、全身の調子が改善してくる可能性も非常に大きいです。
便秘の改善のために今日からできること
便秘の改善のためにご自分で一番簡単に、かつ安全に出来ること、それは「お水を飲むこと」です。理想は1日2ℓのお水を飲むことです。
「そんなの飲むの大変!」と思った方、まずは1日1ℓから始め、1日コップ半分ずつ増やしていくと1週間かけると大体、1.5ℓくらいは飲めるようになります。少しずつでも増やしてみましょう。
もう一つは体を冷やさないように心がけることです。
すぐに今まで抱えていた便秘が改善することはありませんが、2週間もすれば随分楽になってきたのを実感できるでしょう。(個人差もありますので確証できるものではありませんが)
当院の施術でも「便秘解消メニュー」があります。
全身の筋肉の緊張を緩め、自律神経を整え、また局部的に強く緊張している腹部も緩めていきます。またお水を飲む指導、ご自分で出来る自己療法体操も一緒にしていきます。根本的に便秘の体質を改善していくことが出来ます。
薬に頼って便秘を解消しようとすると、飲み続けなくてはなりません。「根本的に体を良くしてみよう」と思われる方、回復までの道のりをサポートいたしますので、お気軽にお問合せください。
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