春の眠気~自律神経を整えましょう by 本田貴久子
今年の3月はなかなか気温が上がらず、4月がスタートしたというのに寒いですね。
春、暖かくなると身体も楽になりますが、何がつらいって「眠気」との闘いでもありませんか?
「春は眠くなるわ」なんて会話もよく耳にしますが、新しいメンバーが入った職場、または新しい仕事内容を前に、「春だから眠い」なんて理由は通用しないしないですよね。
春の眠気、上手く付き合う方法があるとしたら、やってみたいと思いませんか?
春になると眠気が出てくる理由と、解消法をお伝えします。
春になると眠くなるわけ
春になるとやたらと眠くなってしまう一つ目の理由は、体内のホルモンの影響があります。
人は暗さを感じるとメラトニンというホルモンが分泌されて眠くなります。
冬の間は日照時間が少ないので、メラトニンの分泌が自然と多くなります。春になっても、メラトニンの分泌が冬のパターンから上手く切り替わっていなかったら、メラトニンの分泌が不規則になって眠気を引きずってしまうのです。
春の眠気の二つ目の理由は一日の気温差の変化の大きさです。
春は日中と夜の気温の変動が大きい季節です。体温をコントロールする働きをしている自律神経が変化に付いていくのがとても大変で負担が掛かるようになります。
自律神経は体温、呼吸など自分の意志でコントロールすることが出来ない神経です。自律神経は昼と夜の緊張状態とリラックス状態をコントロールする働きもしています。
ですので、自律神経の働きが狂うと、昼夜の感覚調整も狂ってしまい、昼間の活動するべき時間に眠気が生じるということが起こってしまうのです。
先ほども述べましたように、自律神経自体は私たちの意志でコントロールすることは出来ませんが、上手く機能しやすい状態を作ることは出来ます。
自律神経が上手に機能しやすい状態を作れると、季節の変化に早く対応しやすい体が作れるということになります。
自律神経を整えるために自分で出来ること
自律神経は頚椎周辺にその中継点がありますが、そこから背骨に沿うように通っています。
デスクワーク、特にパソコン作業をしたり、また立ち姿勢でも長時間同じ作業をするような仕事は頚椎から背中に掛けて緊張が生じてしまうことが多いです。
実際にご来院される方で、自律神経から来る不調を感じている方は、首周り、背中回りの動きが非常に悪い人が多いです。
今日はこの首から背中の可動をしなやかにする体操をお伝えします。
〈やる時のポイント〉
1背中を丸める時は自分のおへそを見るように行う。
2伸ばす時は背骨を真っ直ぐ起こすことを意識する。
3動かす時は息を吐きながら行う。
これは沢山運動をするため、無理に身体をほぐすためにやるのではありません。
自然に身体がしなやかに動くようにすることが大事ですので、回数を沢山やるより一つ一つの動きを丁寧にやるようにしましょう。
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