女性の身体が冷えやすい理由 by本田貴久子
寒くなってきました。冷え性の方には辛い季節ですね。
冷え性と言えば男性よりも女性のイメージが強いかと思います。
今日は女性の冷えについてお伝えします。
女性が冷えやすい理由
一般的に女性が快適と感じる温度は男性より2~3度高いそうです。
女性は男性より筋肉力が少ないので熱エネルギーを産出する力が少なく、体内を循環する血液量も少ないです。
また心臓のポンプの力も弱いので、抹消血管まで十分に血液を循環させにくいのです。
心臓のポンプの力が弱いと、血液やリンパ液の流れが滞りやすいので、むくみも出やすいです。
更に女性の方が皮下脂肪量が多く、腹部、お尻、脚などの脂肪の多い下半身が冷えやすくなっています。
また月経で定期的に出血するので、血液中の鉄分が不足しがちなのです。それが冷えの原因になるなど、女性は冷え性になる条件が多いのです。
冷え性がもたらす危険
体の冷えは、内臓や自律神経の働きを鈍らせ、様々な不調や病気の原因になります。
不妊に悩む女性が増えていますが、肩やお腹を出したファッション、夏の冷房、冷たい飲み物の摂り過ぎ、偏ったダイエットなどで体が冷えていることも原因の一つだと言われています。
生殖器の位置についていうと、男性は冷やした方が精子の産出力が高まるので、外部にあると言われています。
一方女性は温かい方が機能維持しやすいので子宮が体の内にあるのです。
もともと体内にあるくらい、子宮にとって「冷え」は良くないのです。
体を冷やして良いことはありません。
「なんだかわからないけど体調が悪い」、体調不良に悩む女性はまずは体を冷やさないこと、温めることを心がけるだけでもきっと体調が変わってくるでしょう。
体を芯から温める方法
冷えた体を作らない方法の一つとして腹式呼吸をお薦めします。
呼吸は唯一自律神経をコントロールできる方法とも言われていますが、腹式呼吸をすると自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが整います。
いつも忙しくしている人でも呼吸が整うと、リラックスして、血流が上がります。
血流が上がると、内臓の機能も高くなり、体が内から温まります。
腹式呼吸は5秒で吸って10秒で吐く、という簡単な方法で良いので、まずはゆっくりと5回ずつ始めてみて下さい。体が内から変わっているのを体感してみて下さい。
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