肋間神経痛で悩んでいたら…by本田貴久子
次のような症状で困ったことはありませんか?
□普通に息をするだけでみぞおちや胸が締め付けられるような痛みが走る
□深呼吸や咳をすると胸の片側や脇、真ん中に激痛が走る
□体を少し捻じったりするだけでツッパリや痛みを感じる
□骨に異常はないと言われて、湿布や塗り薬をもらったけど、何も痛みが軽減する変化がなかった
肋間神経は背中から胸にかけて肋骨に沿っている神経です。
上記のような症状で病院に行くと「肋間神経痛です」と診断を受けることが多いようです。
肋間神経痛の痛みが出る原因は
●帯状疱疹の後の神経痛
●肋骨の骨折、ひび、脊髄外傷
●原因不明
と言われることが多いです。
帯状疱疹、骨折、ひびなどがないかは病院で確認してもらうことが大事です。
原因不明の肋骨周辺の痛みの原因は何か?
肋間神経痛と診断を受けても痛みに変化がない方が悩んで当院にお越しになります。
帯状疱疹や骨折などでない場合の痛みは胸郭、背骨の歪みが原因となっていると考えています。
胸郭、背骨の歪みは日頃の姿勢、体の使い方の偏りが原因となっていることが多いです。
例えば、テニスやゴルフ、野球などのように上肢に道具を使うスポーツの反復練習も原因の一つです。
また、一日中パソコンを使っている場合、姿勢が猫背になって、また片手にマウスを握っているので、その状態で背中が固まっていることも多いです。
筋肉を使い過ぎ、その使った筋肉の疲労をその日のうちに回復出来ていなかったら、筋肉が硬縮したままなので、体の歪みとなって残っていってしまうのです。
体をそれほど使っていない場合の原因
上記のように、運動もデスクワークもそれほどしていない方で、肋間神経痛の痛みが出た例としては、「喘息」がきっかけだったことがあります。
喘息の症状のため、薬を毎日吸引している方が、勢いよく吸おうとするために毎度毎度、筋肉が収縮して、しだいに胸部の強い痛みに変わっていたこともあります。
肋間神経痛の痛みの改善に向けて
スポーツ、日常生活を合わせても、肋間神経痛の痛みの解消には筋肉の硬さを緩めること、筋肉の硬さを緩めることで歪みも調整されると考えています。
当院の無痛ゆがみ調整では全身の筋肉の硬さに対して優しくアプローチして硬さを解消することで、全身の歪みを解消していきます。
痛みの改善のために自宅で出来ること
これまで説明したように肋間神経痛の痛みで悩む方は胸郭部についている筋肉が硬く、可動が硬くなっていることが多いです。
自宅でも痛みのない範囲で自己ケアとして取り入れられる体操をご紹介します。
朝一番、一日の活動が始まる前と入浴後、筋肉が緩みやすい時にやってみることをお薦めします。
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