自律神経失調症の治療で薬物依存に? by冨田蓮
自律神経失調症専門整体を神奈川県相模原市でおこなっている冨田蓮です。
基本的に自律神経関係の診断が出されると、薬での治療が始まります。
医者にだされたからといって、何も知らずに飲んでいると薬に依存的になってしまうのはご存知でしょうか?
最近では自律神経が乱れている子供も多くなっているので、正しい知識と対策を皆様に知ってほしいので、今回は自律神経失調症における治療について深くお伝えしていきます。
自律神経失調症の治療
まず自律神経失調症について知りたい方は下記ページに詳しく書いてあるのでご覧ください。
→自律神経失調症について
では、自律神経失調症における治療についてお話ししていきます。
自律神経失調症の基本は薬物療法です。
【自律神経が乱れているのを薬で整える】とか【症状を抑える薬飲む】といった対症療法として薬を飲んでいきます。
一番良いパターンは、自律神経を整えるきっかけを薬で作ってその後は薬を徐々に減らしていき、最終的には薬なしでも治るというのが良いですね。
一番悪いパターンは、薬をやめられないことです。
自分の体ですので、本来は自分の力で治すのが一番ですが、現実は薬頼みとなってしまい最終的に薬なしでいられない薬物依存になってしまうのです。
正直、この薬物依存のパターンになるのが日本の自律神経失調症治療の現実です。
薬を決して否定するわけではありませんし、私自身も飲むときはもちろんあります。
つらい症状があるので、どうしても他の物を頼りにしてしまいますが、忘れてはいけないのは、【自分の自然治癒力を使って治す】という当たり前のことです。
自律神経失調症の薬
では、上記のことも頭に入れてどんな薬があるのか、副作用はあるのかなんてことを説明していきます。
薬を使っての治療をしている方は、ご自身の治療を見直してみてください。
もし上記のように、薬を使わないで自然治癒力を使って改善したいのであれば、後ほど当院の案内も書きますので見てみてください。
自律神経失調症と診断が出された人は症状によりますが、自律神経調整薬という薬を使用します。
・グランダキシン
・ハイゼット
・ジヒデルゴット
といった名前の薬です。
自律神経調整薬は脳の視床下部(自律神経の最高中枢)に作用して自律神経のバランスを整える効果があります。
副作用は少ないですが、効果もその分低いです。
軽い症状の方には、自律神経調整薬が出される場合が多いですね。
症状が重い・自律神経調整薬を飲んでも効かない人には、抗不安薬が出されます。
抗不安薬とは、「安定剤」や「精神安定剤」などとも呼ばれています。
抗不安薬は中枢神経の働きを抑制させる働きがあるので、交感神経が休まり副交感神経が優位になる効果があります。
筋弛緩作用もあるので、肩コリなどにも使われることもよくあります。
日本では抗不安薬はベンゾジアゼピン系がよく使われます。薬の効く時間によって分類されていて、いくつもの種類があります。
・短時間型:リーゼ、デパス
・中時間型:レキソタン、ワイパックス、セパゾン、ソラナックス
・長時間型:セレナール、セルシン、メイラックス、レスタス
以上の薬が使われるようです。
効果は高く短時間型などは早く良く効きます。
しかし、副作用も強いのが抗不安薬の特徴で、ふらつきや眠気、注意力が低下したり等の副作用が出ます。
最も怖いのは、依存性ですね。
抗不安薬は依存性がとても高く、毎日飲み続けていると薬なしの生活に戻れなかったり、いざ薬を辞めると離脱症状が出てきたりと、本来は治すはずの薬がいつの間にか自分の体を蝕んでいく可能性が高いです。
なので適切な量や時間を守り、徐々に減らしていくのが得策です。
繰り返しになりますが、”自分の体は自分の力で治すのが本来の治療だ”ということは忘れないようにしてください。
他にも、その人にある症状に合わせた薬があります。
自律神経末梢調整薬、抗うつ剤などが有名です。
自律神経末梢調整薬は、その名前の通り自律神経末梢に対して効力があり、それぞれの症状にあった薬があります。
・インデラル(βブロッカー):交感神経を鎮める効果があり、循環器疾患に使われる
・ブスコパン(副交感神経遮断薬):副交感神経が鎮まる効果があり、胃の腸の不調や腹痛などに使用される
・リズミック(交感神経興奮薬):交感神経を高めて末梢血管を収縮させ、血圧をあげる作用がある
副作用はそんなに強くないです。
ただ、禁忌もあったりするので既往歴や現病歴があれば必ず医者に伝えるようにしましょう。
抗うつ剤は、うつの方に出される薬ですが、気分の落ち込みや不安感があれば出されることもあります。
たくさんの種類がありますので、ご紹介します。
・三環系抗うつ剤:効き目が強いが副作用がかなり強い、薬名はトフラニールやトリプタノールなどがある
・四環系抗うつ剤:効果は穏やかで副作用も少ない、薬名はルジオミールやテトラミドなどがある
・選択的セロトニン再取り込み阻害薬:セロトニンを増やす役割がある、効果も高く副作用も少ない、薬名はパキシルやルボックス・デプロメールなどがある
・セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬:ノルアドレナリンやセロトニンの取り込みを抑える役割、効果も高く副作用も少ない、薬名はトレドミンやサインバルタなどがある
・ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ薬:ノルアドレナリンとセロトニンの分泌を増やす役割、副作用はやや多い、薬名はリフレックス、レメロンなどがある
他にも睡眠薬や痛み止めなども出される場合もあると思いますが、以上で一般的に行われる薬の紹介を終わります。
作用や副作用を再確認できたら幸いでございます。
全国でも有数の自律神経失調症専門整体
当院でおこなっている自律神経失調症専門整体とは、自律神経失調症と診断された人、長年自律神経系の不調に苦しんでいる人のための整体です。
薬や機械は全く使わず、すべて人の手で行いあなたの自然治癒力を最大限引き出す整体です。
対症療法ではなく、なぜ自律神経が乱れているのか根本的な原因を究明してアプローチをしていきます。
根本改善のため、体には首・姿勢・呼吸の3方向からアプローチをしていきます。
詳しくは下記リンクからご覧ください。
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