パニック障害
「突然、呼吸が乱れ息苦しくなり動悸が出て、その後強い不安感に襲われてしまい倒れてしまい病院に運ばれる」というパニック障害が最近増えてきているようです。
病院で検査しても数値的・画像的には全く問題なく、薬を毎日飲んで、いつ出るかわからない発作に恐怖を感じながら生活している方が多いです。
実際に当院でも、「電車に乗ると発作が出て通勤できない」や「突然出るからこわい」などを訴える患者さんがいます。
パニック障害は、薬にしてもその他の治療にしても短期間で回復させるのは難しいとされています。
薬だけですとその場しのぎの対症療法でしかないため、さらに回復が遅れてしまうこともしばしばありますが、適切な対処と自律神経を整えることが出来れば回復が早くなり最短スピードで改善していきます。
※パニック障害と似たような症状で全般性不安障害という症状もあります
パニック障害の原因とは
パニック障害は突然発症することが多く、心理面や性格だけの問題ではないです。
そんなパニック障害を引き起こす原因は、はっきりとは解明されていませんが、脳内の神経系に異常をきたすことがわかっています。
難しい言葉でいうと、自律神経(交感神経)が興奮しすぎている状態です。(神経伝達物質のバランスが崩れている状態ともいえます)
自律神経とは2種類あり、ざっくりまとめると
交感神経・・・緊張している時、興奮している時、ストレスがかかっている時
副交感神経・・・寝ている時、リラックスしている時
このように交感神経と副交感神経がシーソーのようにバランスを取りながら働いて、心と体のバランスを整えています。
パニック障害は交感神経が異常に興奮してしまうことで、症状が引き起こされているのではないかと考えています。
そのことから当院では元々自律神経に負担をかける何かがあったのではないかと推測しています。
例えば、ストレス・姿勢不良・肩コリ・首コリ・生活習慣の乱れ等は、自律神経に負担をかける原因になります。
これらが、気づかぬうちにパニック障害を発症しやすい方向に進めている可能性があるのです
実は上記の中で、「首肩コリがある」「首が固まっている」等の首の負担がある訴えがパニック障害の方に共通していて、それが体に悪影響を与えているのです。
さらにパニック障害の症状が出る時は、体の筋肉には緊張が生まれてきてしまう為、より首がこってしまう悪循環に陥ってしまいます。
ここまでをまとめると、
①自律神経に負担をかける首の不調がある
②突然、パニック障害発症
③パニック障害のため、体により緊張が生まれ首の不調が増加
④より自律神経に負担をかける
⑤パニック障害が慢性化してくる
ということになります。
発症前に首の不調が全くない人もいれば、首に負担がかかっているけど自覚症状がないだけの人も大勢いますが、発症したあとの③に関しては、共通していることは間違えないといえるでしょう。
なぜ、首の不調が自律神経に負担をかけるのかを説明していきます。
首とパニック障害の関係性
首肩コリがあるということは、首に負担がかかっている状態です。
この首に負担がかかるということが実は自律神経に大きな影響を及ぼします。
なぜかというと、首には自律神経の中継点が集まっているからです。
自律神経は視床下部(脳幹にあります)という部位が一番偉く、そこから全身へとつながっています。
全身へつながる途中で、体の各所に中継点が存在していて、特に首の中継点は「頸神経節」と呼ばれ、この頸神経節に負担がかかることで、自律神経が乱れるてパニック障害となる(交感神経が異常興奮)人が多いです。
視床下部も首に近い部分にあるので、少なからず一番偉い部分にも影響があると考えられます
このことから、首とパニック障害が関連していると言えるのです。
パニック障害の症状
パニック障害の症状は様々なものがあります。
大きく分けて、3つにわかれます。
パニック発作・予期不安・広場恐怖症です。それぞれ解説していきます。
⑴パニック発作
パニック障害の症状で、メインの症状となります。
発作は突然、動悸・息切れ・発汗・震え・めまい・吐き気・寒気・熱感・しびれ感・強い不安感・死への恐怖などが襲ってきます。
通常、数分でピークになり、30分以内には収まります。
レントゲンなどの画像診断、血液検査、心電図等の検査をしても、異常は見つかりません。
⑵予期不安
パニック発作を繰り返していると、「発作が出たらどうしよう」「ここで前に発作が起きたから・・・」などの不安感が出てきます。
これが予期不安です。
⑶広場恐怖症
例えば、車に乗ってるときに発作がでてしまいそこから車に乗れなくなった、ということが広場恐怖症です。
乗り物などが恐怖になり避けることが多く、他にも1人の時間や人混みの時を避ける傾向が強いです。
パニック障害の治療で大切なこと
パニック障害での治療の基本は、薬物療法です。
似たような症状の「全般性不安障害」においても薬物療法が基本となっております。
他にも、カウンセリング等もありますが、基本は薬物療法で進められていくようです。
薬で改善していく人もいますが、改善しない場合も多いのが現実。
パニック障害に対する薬は、副作用も強いものが多く依存性もあるのでリスクは高いです。
なので、薬をうまく取り入れながら、自分自身でも努力をしていくのが早期回復のコツで、薬はあくまでも対症療法でしかありません。
最終的には、自分の自然治癒力で自律神経を整えることが一番大切です。
そこだけはしっかり頭に入れて、薬物療法やその他の治療に当たるだけでも効果がしっかり出てきます。
かみみぞ徳永整骨院の専門治療
当院では、パニック障害の方に向けて自律神経失調症専門整体をおこなっています。
自律神経を根本的に整えていく整体ですので、パニック障害が回復している例も多くあります。
首と姿勢と呼吸の3方向からアプローチする特別整体です。
全国・神奈川を見ても、パニック障害には整体も効果があるということはまだまだ認知されていません。
自律神経失調症専門整体の施術風景の動画を撮っておりますのでご覧ください。
◆自律神経失調症専門整体
料金:初回半額の3000円(税抜)・初診料1000円(税抜)
時間:初診の方は1時間程度が目安となります
1人でも多くの方の助けになればと思い整体をつくりましたので、ご興味がある方は下記リンクから整体の内容をご覧ください。
→パニック障害でお悩みの方はこちらをご確認ください
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パニック障害を克服しやすくする方法
まずは首コリを良くしていく体操をするのが一番初めにやるべきことです。
首に負担がかかる姿勢には、猫背が挙げられます。
猫背を改善することにより、結果的に自律神経にも良い影響が出てくるので毎日継続してやりましょう。
~やり方~
①手のひらを前に向けて、手を少し後ろに引く
②そのまま肩の高さまで手を挙げる
③背中側で両手の小指がぶつかるようにリズム良く動かす
~ポイント~
・力で動かすのではなくリズミカルに
・肩甲骨が動くのを意識する
~動画~
呼吸を整える
姿勢を良くして首の負担を減らすとともにやっていきたのが呼吸法です。
なぜ呼吸かというと、人間は深くて長い呼吸をすると自律神経の乱れが整う機能が備わっているからです。
その為、深くて長い呼吸(腹式呼吸)を寝る前にやっていくと自律神経の乱れが改善していきます。
ただし時間はかかるので、まずは3カ月は継続してやることをおすすめします。
~やり方~
①5秒間鼻から吸ってお腹をふくらます
②10秒間口から吐いてお腹をへこませる
~ポイント~
・吐く時間を長くする
・お腹が動くのを意識する
~動画~
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